Real Estate Agent Blog 不動産エージェントブログ
不動産の繁忙期はいつ?繁忙期に物件を探す際のポイント
2024年09月11日
不動産業界において「繁忙期」とは、多くの取引が活発に行われる時期を指します。
住宅の購入や賃貸物件の契約は季節やイベントの影響を大きく受けるため、年間を通じて特定の時期に取引が集中します。
この繁忙期を理解しておけば、不動産業界での物件選びや契約がスムーズに進めやすくなり、またより有利な条件で物件を見つけることができる可能性も高まります。
今回は、不動産市場における繁忙期について、その特徴や理由、繁忙期に物件を探すポイントなどを解説します。
不動産の繁忙期はいつ?
不動産の繁忙期は年間を通して複数回あります。
特に、以下の時期が最も活発です。
- 1月~3月:引越しと新生活シーズン
- 9月~11月:転勤シーズン
それぞれの時期の特徴について解説します。
1月~3月:引越しと新生活シーズン
不動産業界における最大の繁忙期は、1月から3月にかけての時期です。
この時期は新年度や新学期が始まる4月に向けて、引越しの需要が急増します。
進学や就職 | 大学や高校への進学、または新社会人としての就職に伴う引越しが多く、特に都市部では単身者向けの賃貸物件の需要が非常に高くなります。 |
転勤や異動 | 多くの企業が新年度に向けて人事異動や転勤を行うため、家族での引越し需要も増加します。 ファミリー向けの賃貸や売買物件もこの時期に多く取引されます。 |
この時期は需要が急増するため、物件の動きが非常に速いです。
良い物件がすぐに契約されてしまう場合も多いため、物件探しに時間をかけていると希望する物件を逃してしまうことがあります。
また、需要が高まるため、賃貸物件の家賃が上昇する傾向にあります。
9月~11月:転勤シーズン
1月から3月の繁忙期に比べるとやや落ち着いているものの、9月から11月にかけての時期も不動産業界では繁忙期とされています。
これは企業の半期ごとの異動や転勤が行われることが多いためです。
秋の転勤 | 日本企業では4月と10月に人事異動が行われることが多く、秋の繁忙期はこの10月の異動を見据えた引越しが主な要因となります。特に家族帯同の転勤者向けに、ファミリー向けの住宅需要が高まります。 |
この時期は春に比べて家賃がやや落ち着く傾向にありますが、物件数が減少しているため、選択肢が少ないことがデメリットです。
したがって、引越しの時期に柔軟性がある場合は、秋に引越しを考えるのも一つの手です。
繁忙期に不動産取引が活発になる理由
不動産の繁忙期に取引が集中する理由は主に以下の3つが挙げられます。
- 新生活の開始
- 企業の異動や転勤
- 繁忙期に合わせた物件提供
私たちのライフスタイルだけが原因ではなく、物件もこの繁忙期に多く情報が出回るという特徴もあるのです。
それぞれの理由について解説します。
新生活の開始
4月からは新年度が始まります。
新しい学校や職場に向けた準備として、引越しや物件探しが必要になるため、この時期に多くの人が新しい住居を求めます。
特に単身者や学生、社会人を中心に需要が高まり、これに伴い賃貸物件が動きやすくなります。
企業の異動や転勤
多くの企業では、新年度や年度の中間(10月)に人事異動が行われます。
このタイミングで転勤が決まる人も多く、引越しの需要が増加します。
特に、会社が引越し費用を負担するケースが多いため、転勤者はスピーディーに物件を探し、契約する傾向にあります。
繁忙期に合わせた物件提供
不動産業者や大家も繁忙期に合わせて物件を多く提供します。
この時期に空室を埋めたいと考える業者や大家が多いため、新しい物件が市場に出回りやすくなります。
しかし、人気のあるエリアや条件の良い物件は競争が激しく、早期に契約が決まってしまうことも少なくありません。
繁忙期に物件を探す際のポイント
繁忙期に物件を探す場合、以下のポイントを押さえておきましょう。
- 早めの行動が肝心
- 検索条件を明確にする
- 複数の選択肢を確保する
これらのポイントを理解しておくことで、スムーズに取引を進められます。
それぞれについて解説します。
早めの行動が肝心
繁忙期は物件の動きが速いため、気に入った物件があればすぐに内見を申し込み、決断することが重要です。
特に1月から3月の時期は、数日で物件が埋まることもあるため、スピード感を持って行動する必要があります。
検索条件を明確にする
繁忙期には多くの物件が市場に出回りますが、その中から自分に合った物件を選ぶためには、希望条件を明確にしておくことが大切です。
家賃や間取り、駅からの距離、設備など、譲れないポイントを事前に整理しておくと、スムーズに物件探しが進みます。
複数の選択肢を確保する
繁忙期は競争が激しいため、1つの物件にこだわりすぎると契約が決まらないリスクがあります。
いくつかの物件を候補として挙げ、どの物件でも納得できるような柔軟性を持つことが重要です。
物件探しは不動産の繁忙期・閑散期を見極めよう
不動産の繁忙期は主に1月~3月と9月~11月であり、新生活や転勤に伴う引越しが集中するため、需要が高まります。
繁忙期に物件を探す際はスピードが求められ、競争が激しい一方で、多くの物件が市場に出回るため選択肢が豊富です。
繁忙期の特徴を理解し、ライフスタイルやニーズに合ったタイミングでの物件探しを行いましょう。
beberiseでも物件探しのサポートをおこなっております。
弊社のサポート内容詳細は、こちらからご確認ください。