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不動産の売却における手数料とは?計算方法と節約するコツ

2024年08月27日

不動産を売却する際、多くの方が気になるのが「手数料」ではないでしょうか。

不動産の売却には多くの費用がかかりますが、その中でも大きな割合を占めるのが仲介手数料です。

この手数料は不動産会社に支払うもので、売却が成功した際に初めて発生します。

今回は、不動産売却における手数料について、その内容や計算方法、そして節約のコツを詳しく解説します。

不動産売却における仲介手数料とは

不動産を売却する際、多くの場合、不動産会社を通じて買い手を見つけます。

この際、不動産会社が売り手と買い手の間に入って取引をサポートする役割を果たします。

この取引の仲介を行った不動産会社に対して支払う報酬が仲介手数料です。

仲介手数料は、不動産の売買契約が成立した場合にのみ発生する成功報酬です。

つまり、売却が成功しなければ手数料は一切発生しません。

そのため、不動産会社は契約成立に向けて積極的に活動します。

仲介手数料の計算方法

仲介手数料の金額は、法律で上限が定められています。

通常は、物件の売買価格に応じて以下のように計算されます。

  • 売買価格が200万円以下の場合:売買価格の5% + 消費税
  • 売買価格が200万円を超え400万円以下の場合:売買価格の4% + 2万円 + 消費税
  • 売買価格が400万円を超える場合:売買価格の3% + 6万円 + 消費税

例えば、売買価格が3000万円の物件を売却する場合の仲介手数料は次のようになります。

3000万円×3%+6万円=96万円

さらに、この金額に消費税が加算されます。

したがって、合計金額は約105.6万円となります。

仲介手数料の支払いタイミング

仲介手数料は、売買契約が成立した後に支払いますが、その支払いタイミングにはいくつかの選択肢があります。

一般的には、以下の2つのタイミングで支払うことが多いです。

  • 売買契約時に半額、残りを引き渡し時に支払う

契約が成立した時点で手数料の半分を支払い、物件の引き渡し時に残りの半分を支払います。

  • 引き渡し時に全額支払う

物件の引き渡しが完了した時点で、仲介手数料の全額を支払います。

不動産会社との契約内容や交渉次第で、支払い時期を調整することが可能ですので、事前に確認しておくことが重要です。

不動産売却における仲介手数料を節約する方法

仲介手数料は売却価格の一定割合を占めるため、できるだけ節約したいと考える方も多いでしょう。

仲介手数料を節約するための方法は主に以下の通りです。

  • 複数の不動産会社に査定を依頼する
  • 専任媒介契約を選ぶ
  • 直接売却する

それぞれについて紹介します。

複数の不動産会社に査定を依頼する

不動産の売却を依頼する際には、複数の不動産会社に査定を依頼し、比較検討することが重要です。

これにより、適正な売却価格や手数料を確認できます。

また、仲介手数料の割引や特典を提供する会社もありますので、複数の提案を比較することでより有利な条件で売却を進められます。

専任媒介契約を選ぶ

不動産会社との契約には、一般媒介契約と専任媒介契約があります。

専任媒介契約であれば、仲介手数料の割引が適用されることがあります。

専任媒介契約は一社の不動産会社に売却を任せる形ですが、その分、手厚いサポートが受けられ、手数料の交渉もしやすくなります。

直接売却する

不動産会社を介さずに、直接買い手を見つけて売却する方法もあります。

この場合、仲介手数料が不要となりますが、売却活動や契約手続きなどを自分で行う必要があり、専門的な知識や労力が求められます。

また、買い手が見つかりにくい場合や、トラブルが発生した場合のリスクも高くなるため、慎重な判断が必要です。

不動産売却の仲介手数料以外にかかる費用

不動産仲介業者の手数料

不動産売却時には、仲介手数料以外にもいくつかの費用が発生します。

代表的なものとしては以下のようなものがあります。

  • 登記費用:所有権移転登記や抵当権抹消登記にかかる費用
  • 譲渡所得税:売却益が出た場合、その利益に対して課税される税金
  • リフォーム費用:売却前に物件を修繕・リフォームする費用

また、測量費用として、土地の境界線を確定するための測量費用が発生する可能性もあります。

これらの費用も売却時のコストとして考慮しましょう。

不動産売却における手数料は避けて通れない

不動産売却における仲介手数料は、売却価格に大きく影響する重要な要素です。

手数料は法律で上限が定められているため、不動産会社に過剰な手数料を支払う心配はありませんが、適切な計算や支払いタイミングを確認することが大切です。

また、節約のためには複数の不動産会社の比較や、直接売却を検討するなどの工夫が必要です。

さらに、仲介手数料以外にも発生する費用を考慮し、総合的な売却計画を立てることが成功への鍵となります。

不動産売却は一度きりの大きな取引であるため、信頼できる不動産会社としっかりと連携し、安心して取引を進めることが求められます。

また、何か相談したい部分があれば、ぜひbeberiseにご相談ください。

beberiseでは不動産の購入・売却・賃貸をサポートします。

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