副業が推進されている現代でも、会社によっては就業規則で副業が禁止されているケースがあります。

「副業をすると会社にバレてしまう」そう考えるとチャレンジできなくなってしまうでしょう。

そこで今回は、会社にバレずに副業するコツを紹介していきます。

副業がバレる3つの理由

副業が会社にバレる理由は、以下の通りです。

• 住民税
• 確定申告での赤字申告

それぞれの理由について解説していきます。

住民税

会社員は、基本的に給与から住民税を天引きされて支払いしています。

会社が各自治体に従業員の給与支払報告書を提出することで、自治体は従業員の所得を把握し、適切な住民税を計算して徴収するためです。

副業をして収入総額が増えると、当然納めるべき住民税も増えるので、会社は副業をしていると察知します。

確定申告での赤字申告

副業をする際は、会社の年末調整とは別に個人で確定申告を行います。

この確定申告は、副業が赤字だったとしても赤字申告をしなくてはいけません。

赤字申告をすると、会社の給与所得と相殺して総所得を減らせます。

所得の総額が減ることで住民税も安くなりますが、他の従業員と比較して安くなってしまうと副業を疑われてしまいます。

副業がバレないコツ

副業が禁止されている会社では副業ができないかと言うと、そうではありません。

副業がバレないコツは、以下の通りです。

• 周囲に副業をしていると話さない
• SNSで副業の話をしない
• 給与所得になるアルバイトやパートをしない
• 確定申告時に住民税を普通徴収にする

それぞれのコツについて解説します。

周囲に副業をしていると話さない

会社にバレずに副業するためには、周囲に副業していることを話してはいけません。

今、仲の良い同僚がいても、この先ずっと仲が良い保証がないからです。

何かの理由で仲が悪くなった時、会社に副業していることを密告される恐れがあります。

副業が会社にバレたくない人は、誰にも言わないようにしましょう。

SNSで副業の話をしない

SNSで副業の話をするのも控えた方が無難です。

同僚にフォローされていないからと言っても、いつSNSのアカウントを特定されるか分かりません。

SNSで副業をする場合は、逆に仕事やプライベートの話を一切しないことをおすすめします。

名前を変えて素性がバレるような発言をしなければ、副業の発信をしても特定されにくくなります。

給与所得になるアルバイトやパートをしない

副業をする際は、アルバイトやパートとして給与所得を得るのはおすすめはできません。

アルバイトやパートでも、所定の条件を満たすと社会保険の加入義務が発生するためです。

その際に、本業と副業の合算が社会保険の対象となるため、健康保険や厚生年金の金額が変わってしまいます。

また、アルバイト先の雇用主は、健康保険組合に「被保険者所属選択届・二以上事業所勤務届」を提出する義務があります。

この書類は、本業の会社にも通知されてしまうので、副業が発覚してしまうでしょう。

副業をする際は、個人でできる副業を選んでください。

確定申告時に住民税を普通徴収にする

副業をすると確定申告が必要ですが、この確定申告で住民税の徴収方法を選べます。

住民税の徴収は、「特別徴収」と「普通徴収」がありますが、副業をバレないようにするためには、普通徴収を選択してください。

特別徴収を選択すると、副業分の住民税も本業の給与から天引きされてしまいます。

一方の普通徴収を選択することで、本業の住民税は給与から天引きされ、副業分の住民税は自分で支払いできるためです。

自治体によっては普通徴収を認めていない場所もあるので、心配な人は事前に自治体に問い合わせをしてみてください。

副業の確定申告のやり方

副業の所得が20万円以上になった場合、確定申告が必要になります。

• 副業が給与所得の場合
• 副業が雑所得や事業所得などの場合

それぞれの確定申告のやり方について紹介します。

副業が給与所得の場合

副業が給与所得の場合は、給与所得として確定申告が必要です。

本業のように年末調整ができると考えている人もいると思いますが、年末調整は1か所でしか行えません。

確定申告をすることで、すでに源泉徴収として支払った所得税の過不足を調整する必要があります。

副業が雑所得や事業所得などの場合

個人で事業をしている場合は、雑所得や事業所得として所得を申告します。

雑所得や事業所得では、収入を得るためにかかった経費を計上できるので、節税効果が期待できます。

事業で書類が必要な人はプリンターやインク代、打ち合わせのための交通費などが経費に該当するので忘れずに計上しましょう。

確定申告をする際は、「freee」や「やよい」の会計ソフトを使うことで難しい計算を自動で行えるので便利です。

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会社にバレない副業をするためには、自分で事業をする必要があります。

しかし、「難しそう」や「特別なスキルなんてない」と諦めてしまう人もいるでしょう。

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